電験三種 平成27年度(2015) 機械 問18(a) 過去問解説
(選択問題:問17または問18のどちらか1問を解く)
次の文章はコンピュータの構成及びICメモリ(半導体メモリ)について記述したものである。次の(a)及び(b)の問に答えよ。
(a) コンピュータを構成するハードウェアは,コンピュータの機能面から概念的に入力装置,出力装置,記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)及び中央処理装置(制御装置及び演算装置)に分類される。これらに関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) コンピュータのシステムの内部では,情報は特定の形式の電気信号として表現されており,入力装置では,外部から入力されたいろいろな形式の信号を,そのコンピュータの処理に適した形式に変換した後に主記憶装置に送る。
- (2) コンピュータが内部に記憶しているデータを外部に伝える働きを出力機能といい,ハードウェアのうちで出力機能を担う部分を出力装置という。出力されたデータを人間が認識できる出力装置には,プリンタ,ディスプレイ,スピーカなどがある。
- (3) コンピュータ内の中央処理装置のクロック周波数は,LAN(ローカルエリアネットワーク)の通信速度を変化させる。クロック周波数が高くなるほどLANの通信速度が向上する。また,クロック周波数によって磁気ディスクの回転数が変化する。クロック周波数が高くなるほど回転数が高くなる。
- (4) 制御装置は,主記憶装置に記憶されている命令を一つ一つ順序よく取り出してその意味を解読し,それに応じて各装置に向けて必要な指示信号を出す。制御装置から信号を受けた各装置は,それぞれの機能に応じた適切な動作を行う。
- (5) 算術演算,論理判断,論理演算などの機能を総称して演算機能と呼び,これらを行う装置が演算装置である。算術演算は数値データに対する四則演算である。また,論理判断は二つのデータを比較してその大小を判定したり,等しいか否かを識別したりする。論理演算は,与えられた論理値に対して論理和,論理積,否定及び排他論理和などを求める演算である。
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正解は(3)
解説
【考え方】クロック周波数は、CPUが動く速さの目安です。LANの通信速度や磁気ディスクの回転数は、それぞれの装置で決まっていて、CPUのクロックでは変わりません。
(1) 入力装置は、外からの信号をコンピュータが扱える形に変えて、主記憶装置に送ります。正しいです。
(2) データを外に伝えるのが出力装置で、プリンタ・ディスプレイ・スピーカなどがあります。正しいです。
(3) CPU(中央処理装置)のクロック周波数を上げても、LAN の通信速度や磁気ディスクの回転数は変わりません。
それぞれの装置ごとに決まっているからです。だから誤りです。
(4) 制御装置は、命令を順に取り出して意味を読み取り、各装置に指示を出します。正しいです。
(5) 演算装置は、四則演算・大小の比較・論理演算などを行います。正しいです。
答えは(3)ピヨ。
出典:平成27年度(2015) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)機械 問18(a)