第二種電気工事士 令和元年度(2019) 下期 問6 過去問解説

問6 《配電理論(単相3線式の中性線断線)》
図のような単相3線式回路で,消費電力100 W,500 Wの2つの負荷はともに抵抗負荷である。図中の×印点で断線した場合,a-b間の電圧[V]は。 ただし,断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする。
問6の図
  1. イ 33
  2. ロ 100
  3. ハ 167
  4. ニ 200
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正解はハ
使う公式
抵抗と電力 $R = \dfrac{V^2}{P}$(P:消費電力[W]、V:負荷にかかる電圧[V]) 直列の合成抵抗 $R = R_1 + R_2$ オームの法則 $I = \dfrac{V}{R}$ $V = I R$(I:電流[A]、V:電圧[V]、R:抵抗[Ω])
解説
【考え方】まん中の線(中性線)が切れると,上と下の負荷が,200 Vの電源に直列につながった形になります。 ■1 切れたあとの形を見る 解説の図 負荷の抵抗は,100 Vのときの消費電力から求めます。 100 Wの負荷 $R_1 = \dfrac{100^2}{100} = 100\,\Omega$ 500 Wの負荷 $R_2 = \dfrac{100^2}{500} = 20\,\Omega$ 上の100 Ωと下の20 Ωが,一本の道でつながります。 2つ合わせて200 Vがかかります。 $R = 100 + 20 = 120\,\Omega$ ■2 電流と a-b 間の電圧を求める 解説の図 電流を出してから,100 Ωの負荷にかかる電圧を求めます。 $I = \dfrac{200}{120} \fallingdotseq 1.67\,\mathrm{A}$ $V_{ab} = 1.67 \times 100 \fallingdotseq 167\,\mathrm{V}$ 100 Vの器具に167 Vもかかるので,とても危険です。 答えは(ハ)ピヨ。
出典:令和元年度(2019) 第二種電気工事士試験(電気技術者試験センター)下期 筆記試験 問6