第二種電気工事士 平成30年度(2018) 上期 問3 過去問解説
ビニル絶縁電線(単心)の導体の直径を $D$,長さを $L$ とするとき,この電線の抵抗と許容電流に関する記述として,誤っているものは。
- イ 許容電流は,周囲の温度が上昇すると,大きくなる。
- ロ 許容電流は,$D$ が大きくなると,大きくなる。
- ハ 電線の抵抗は,$L$ に比例する。
- ニ 電線の抵抗は,$D^2$ に反比例する。
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正解はイ
使う公式
電線の抵抗 $R = \rho \dfrac{L}{A}$($R$:抵抗[Ω]、$\rho$:抵抗率[Ω·m]、$L$:長さ[m]、$A$:断面積[m²])
断面積 $A = \dfrac{\pi D^2}{4}$($D$:直径[m])
解説
【考え方】抵抗は長さに比例し、断面積(直径の2乗)に反比例します。許容電流は、周りが熱いほど小さくなります。
■1 抵抗の記述 (ハ)(ニ)
$R = \rho \dfrac{L}{A}$ なので、抵抗は長さ $L$ に比例します。→ (ハ) 正しいです。
断面積 $A$ は直径 $D$ の2乗に比例するので、抵抗は $D^2$ に反比例します。→ (ニ) 正しいです。
■2 許容電流(安全に流せる電流)の記述 (イ)(ロ)
太い電線ほど熱をにがしやすいので、許容電流は大きくなります。→ (ロ) 正しいです。
周りの温度が高いと熱がにげにくいので、許容電流は小さくなります。
「大きくなる」は誤りです。→ (イ) 誤り
答えは(イ)ピヨ。
出典:平成30年度(2018) 第二種電気工事士試験(電気技術者試験センター)上期 筆記試験 問3