第二種電気工事士 平成27年度(2015) 上期 問4 過去問解説
図のような交流回路で,負荷に対してコンデンサCを設置して,力率を100 %に改善した。このときの電流計の指示値は。

- イ 零になる。
- ロ コンデンサ設置前と比べて変化しない。
- ハ コンデンサ設置前と比べて増加する。
- ニ コンデンサ設置前と比べて減少する。
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正解はニ
使う公式
電流 $I = \dfrac{P}{V \cos\theta}$ ($I$:電流[A]、$P$:消費電力[W]、$V$:電圧[V]、$\cos\theta$:力率)
解説
【考え方】力率が良くなると,同じ電力を送るのに必要な電流が少なくてすみます。
■1 力率とは
力率は,流れる電流のうち,実際に仕事をする分の割合です。
この負荷にはコイルが入っているので,仕事をしない電流も流れています。
■2 コンデンサのはたらき
コンデンサは,この仕事をしない電流を打ち消します。
力率が100 %になると,電源から流れる電流は,仕事をする分だけになります。
■3 式で確かめる
P(負荷の電力)と V(電圧)は変わりません。
$I = \dfrac{P}{V \cos\theta}$ で,$\cos\theta$ が大きくなると,I は小さくなります。
電流計は電源側にあるので,指示値は減ります。→ (ニ)
負荷は電力を使い続けるので,零(0)にはなりません。(イ)は誤りです。
答えは(ニ)ピヨ。
出典:平成27年度(2015) 第二種電気工事士試験(電気技術者試験センター)上期 筆記試験 問4