第二種電気工事士 平成21年度(2009) 問5 過去問解説
図のような交流回路で,負荷に対してコンデンサCを設置して,力率を100 %に改善した。このときの電流計の指示値は。

- イ 零になる。
- ロ コンデンサ設置前と比べて増加する。
- ハ コンデンサ設置前と比べて減少する。
- ニ コンデンサ設置前と比べて変化しない。
答えと解説を見る
正解はハ
使う公式
電流 $I = \dfrac{P}{V \cos\theta}$(I:電流[A]、P:消費電力[W]、V:電圧[V]、$\cos\theta$:力率)
解説
【考え方】力率(流れる電流のうち、実際に仕事をする分の割合)を良くすると、電源から流れる電流は減ります。
■1 コンデンサのはたらき
この負荷にはコイルが入っているので、仕事をしない電流も流れています。
コンデンサは、この仕事をしない電流を打ち消します。
■2 式で見る
$I = \dfrac{P}{V \cos\theta}$
P と V は変わらず、$\cos\theta$ が1(100 %)に大きくなるので、I は小さくなります。
■3 電流計の指示
電流計は電源側にあるので、指示値は減ります。→ ハ
負荷は電力を使い続けるので、零にはなりません(イはちがう)。
答えは(ハ)ピヨ。
出典:平成21年度(2009) 第二種電気工事士試験(電気技術者試験センター)筆記試験 問5