電験三種 令和3年度(2021) 電力 問8 過去問解説
変電所の断路器に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) 断路器は消弧装置をもたないため,負荷電流の遮断を行うことはできない。
- (2) 断路器は機器の点検や修理の際,回路を切り離すのに使用する。断路器で回路を開く前に,まず遮断器で故障電流や負荷電流を切る必要がある。
- (3) 断路器を誤って開くと,接触子間にアークが発生し,焼損や短絡事故を生じることがある。
- (4) 断路器の種類によっては,短い線路や母線の地絡電流の遮断が可能な場合がある。
- (5) 断路器の誤操作防止のため,一般にインタロック装置が設けられている。
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正解は(4)
解説
【考え方】断路器は、電流が流れていないときに回路を切り離すスイッチで、電流を切る力はありません。(1)〜(5)を1つずつ確かめます。
■1 (1)(2) 断路器の使い方
断路器には、アーク(火花)を消す仕組み(消弧装置)がありません。だから負荷電流は切れません。正しいです。
点検のときは、まず遮断器で電流を切り、そのあとで断路器を開きます。正しいです。
■2 (3) 誤って開いたとき
電流が流れたまま開くと、アークが出て焼けたり短絡したりします。正しいです。
■3 (4) 地絡電流の遮断
種類によっては、ごく小さな充電電流などを切れるものはあります。
しかし、地絡電流のような事故の電流は切れません。誤りです。
■4 (5) インタロック
まちがった順番で操作できないように、インタロック装置(順番を守らせるしかけ)を付けます。正しいです。
答えは(4)ピヨ。
出典:令和3年度(2021) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)電力 問8