電験三種 令和5年度(2023) 下期 法規 問7 過去問解説

問7 《電気設備技術基準の解釈(分散型電源の用語)》
「電気設備技術基準の解釈」に基づく分散型電源の系統連系設備に係る用語の定義に関する記述として,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
  1. (1) 単独運転とは,分散型電源を連系している電力系統が事故等によって系統電源と切り離された状態において,当該分散型電源が発電を継続し,線路負荷に無効電力を供給している状態をいう。
  2. (2) 自立運転とは,分散型電源が,連系している電力系統から解列された状態において,当該分散型電源設置者の構内負荷にのみ電力を供給している状態をいう。
  3. (3) 逆充電とは,分散型電源設置者の構内から,一般送配電事業者が運用する電力系統側へ向かう有効電力の流れをいう。
  4. (4) 受動的方式の単独運転検出装置とは,分散型電源の有効電力出力又は無効電力出力等に平時から変動を与えておき,単独運転移行時に当該変動に起因して生じる周波数等の変化により,単独運転状態を検出する装置をいう。
  5. (5) 能動的方式の単独運転検出装置とは,単独運転移行時に生じる電圧位相又は周波数等の変化により,単独運転状態を検出する装置をいう。
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正解は(2)
解説
【考え方】電気設備技術基準の解釈 第220条の用語の定義です。似た言葉のちがいを1つずつ確かめます。 ■1 (1) 単独運転 系統(電力会社の電線網)から切り離されたのに、分散型電源(太陽光などの小さな発電設備)が発電を続け、線路の負荷に「有効電力」を送っている状態です。 「無効電力」としているので → 誤りです。 ■2 (2) 自立運転 系統から解列(切り離すこと)されて、自分の構内の負荷にだけ電力を送っている状態です。→ 正しいです。 ■3 (3) 逆充電 (3)の文は「逆潮流」(構内から系統へ有効電力が流れること)の説明です。 逆充電は、系統から切り離された状態で、分散型電源だけが系統に電圧をかけていて、有効電力は送っていない状態です。→ 誤りです。 ■4 (4)(5) 単独運転検出装置 平時から出力に変動(ゆさぶり)を与えておくのは、能動的方式です。 変化が起きるのを待って見つけるのが、受動的方式です。 (4)と(5)は説明が入れかわっています。→ どちらも誤りです。 答えは(2)ピヨ。
出典:令和5年度(2023) 下期 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)法規 問7