電験三種 令和6年度(2024) 下期 法規 問9 過去問解説
次の文章は,「電気設備技術基準の解釈」における電動機の過負荷保護装置の施設に関する記述である。
屋内に施設する電動機には,電動機が焼損するおそれがある過電流を生じた場合に (ア) これを阻止し,又はこれを警報する装置を設けること。ただし,次のいずれかに該当する場合はこの限りでない。
a) 電動機を運転中,常時, (イ) が監視できる位置に施設する場合
b) 電動機の構造上又は負荷の性質上,その電動機の巻線に当該電動機を焼損する過電流を生じるおそれがない場合
c) 電動機が単相のものであって,その電源側電路に施設する (ウ) 遮断器の定格電流が15 A( (エ) 遮断器にあっては,20 A)以下の場合
d) 電動機の出力が (オ) kW以下の場合
上記の記述中の空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) (ア) 自動的に (イ) 取扱者 (ウ) 配線用 (エ) 過電流 (オ) 0.2
- (2) (ア) 遅滞なく (イ) 取扱者 (ウ) 配線用 (エ) 過電流 (オ) 2
- (3) (ア) 自動的に (イ) 取扱者 (ウ) 過電流 (エ) 配線用 (オ) 0.2
- (4) (ア) 遅滞なく (イ) 管理者 (ウ) 配線用 (エ) 過電流 (オ) 2
- (5) (ア) 自動的に (イ) 管理者 (ウ) 過電流 (エ) 配線用 (オ) 2
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正解は(3)
解説
【考え方】電気設備技術基準の解釈 第153条の内容です。屋内の電動機には、過電流で焼けないよう、自動的に止めるか警報する装置を付けます。単相で過電流遮断器15 A以下(配線用遮断器20 A以下)や、0.2 kW以下の電動機などは省略できます。
■1 (ア) 止め方
電動機に大きすぎる電流が流れ続けると、巻線が焼けてしまいます。
人が気づくのを待たず、自動的に止めるか、警報で知らせます。→ (ア) 自動的に
■2 (イ) 見ている人
運転中、いつも取扱者(電動機を動かす人)が見ていられる場所なら、省略できます。→ (イ) 取扱者
■3 (ウ)(エ) 遮断器の種類
単相の電動機で、電源側の過電流遮断器が15 A以下なら省略できます。→ (ウ) 過電流
配線用遮断器(分電盤のブレーカー)の場合は、20 A以下です。→ (エ) 配線用
■4 (オ) 小さな電動機
出力0.2 kW以下の小さな電動機も、省略できます。→ (オ) 0.2
答えは(3)ピヨ。
出典:令和6年度(2024) 下期 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)法規 問9