電験三種 平成22年度(2010) 法規 問6 過去問解説
次の文章は,「電気設備技術基準の解釈」における,低圧屋内幹線の施設に関する記述の一部である。
低圧屋内幹線の電源側電路には,当該低圧屋内幹線を保護する過電流遮断器を施設すること。ただし,次のいずれかに該当する場合は,この限りでない。
a.低圧屋内幹線の許容電流が当該低圧屋内幹線の電源側に接続する他の低圧屋内幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の(ア)[%]以上である場合
b.過電流遮断器に直接接続する低圧屋内幹線又は上記aに掲げる低圧屋内幹線に接続する長さ(イ)[m]以下の低圧屋内幹線であって,当該低圧屋内幹線の許容電流が当該低圧屋内幹線の電源側に接続する他の低圧屋内幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の(ウ)[%]以上である場合
c.過電流遮断器に直接接続する低圧屋内幹線又は上記a若しくは上記bに掲げる低圧屋内幹線に接続する長さ(エ)[m]以下の低圧屋内幹線であって,当該低圧屋内幹線の負荷側に他の低圧屋内幹線を接続しない場合
上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ)及び(エ)に当てはまる数値として,正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
- (1) (ア)50,(イ)7,(ウ)33,(エ)3
- (2) (ア)50,(イ)6,(ウ)33,(エ)4
- (3) (ア)55,(イ)8,(ウ)35,(エ)3
- (4) (ア)55,(イ)8,(ウ)35,(エ)4
- (5) (ア)55,(イ)7,(ウ)35,(エ)5
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正解は(3)
解説
【考え方】細い幹線の手前には過電流遮断器(電流が流れすぎたら切る装置)を付けるのが原則です。短い幹線ほど条件がゆるくなり、省けます。
覚えるポイント:幹線の過電流遮断器を省ける場合 許容電流が上の遮断器の 55 %以上/8 m以下で 35 %以上/3 m以下で先に幹線をつながない
■1 (ア) 長さの決まりがないとき
細い幹線の許容電流(流してよい電流)が、上の遮断器の定格電流の 55 % 以上なら省けます。→ (ア) 55
■2 (イ)(ウ) 少し短いとき
長さ 8 m 以下で、許容電流が 35 % 以上なら省けます。→ (イ) 8、(ウ) 35
■3 (エ) とても短いとき
長さ 3 m 以下で、その先にほかの幹線をつながないなら省けます。→ (エ) 3
短いほど、事故のときの危険が少ないので、条件がゆるくなります。
答えは(3)ピヨ。
出典:平成22年度(2010) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)法規 問6