電験三種 平成24年度(2012) 理論 問14 過去問解説
電気計測に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) ディジタル指示計器(ディジタル計器)は,測定値が数字のディジタルで表示される装置である。
- (2) 可動コイル形計器は,コイルに流れる電流の実効値に比例するトルクを利用している。
- (3) 可動鉄片形計器は,磁界中で磁化された鉄片に働く力を応用しており,商用周波数の交流電流計及び交流電圧計として広く普及している。
- (4) 整流形計器は感度がよく,交流用として使用されている。
- (5) 二電力計法で三相負荷の消費電力を測定するとき,負荷の力率によっては,電力計の指針が逆に振れることがある。
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正解は(2)
解説
【考え方】(1)〜(5) を1つずつ確かめます。計器ごとに「何に比例して針がふれるか」がポイントです。
ポイント:可動コイル形計器は、電流の平均値に比例して針がふれます(直流用)。
■1 (1) ディジタル計器
測った値を数字で表示します。正しいです。
■2 (2) 可動コイル形計器
磁石の中でコイルに電流を流し、その力で針を動かします。
力は電流の平均値に比例します。「実効値」は誤りです。
交流をそのまま入れると、平均が0になって針はふれません。
■3 (3) 可動鉄片形計器
鉄片が磁界に引かれる力を使います。
交流の電流計・電圧計として広く使われています。正しいです。
■4 (4) 整流形計器
交流を整流(一方向の流れに)してから、可動コイル形で測ります。
感度がよく、交流用です。正しいです。
■5 (5) 二電力計法
力率が 0.5 より小さいと、片方の電力計がマイナスになり、針が逆にふれます。正しいです。
答えは(2)ピヨ。
出典:平成24年度(2012) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)理論 問14