電験三種 平成25年度(2013) 電力 問6 過去問解説

問6 《変電(Y-Y-Δ結線の変圧器)》
変圧器の結線方式として用いられるY-Y-Δ結線に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
  1. (1) 高電圧大容量変電所の主変圧器の結線として広く用いられている。
  2. (2) 一次若しくは二次の巻線の中性点を接地することができない。
  3. (3) 一次-二次間の位相変位がないため,一次-二次間を同位相とする必要がある場合に用いる。
  4. (4) Δ結線がないと,誘導起電力は励磁電流による第三調波成分を含むひずみ波形となる。
  5. (5) Δ結線は,三次回路として用いられ,調相設備の接続用,又は,所内電源用として使用することができる。
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正解は(2)
解説
【考え方】(1)〜(5) を1つずつ確かめます。 覚えるポイント:Y-Y-Δ結線は、Y 側の中性点を接地できる。Δ(三次巻線)で第三調波をなくす。 ■1 使われ方と位相 (1)(3) (1) 高い電圧の大きな変電所で、広く使われています。正しいです。 (3) 一次と二次がどちらも Y なので、位相のずれがありません。正しいです。 ■2 中性点の接地 (2) Y 結線には中性点(3つの巻線をまとめた点)があるので、接地できます。「接地できない」は誤りです。 ■3 Δ巻線の役目 (4)(5) (4) Δ がないと、励磁電流の第三調波(3倍の周波数の成分)が流れる道がなく、電圧の波形がゆがみます。正しいです。 (5) Δ の巻線は三次回路として、調相設備(電圧を整える装置)や所内電源に使えます。正しいです。 答えは(2)ピヨ。
出典:平成25年度(2013) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)電力 問6