電験三種 平成26年度(2014) 電力 問9 過去問解説
架空送電線路におけるコロナ放電及びそれに関わる障害に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) 電線表面電界がある値を超えると,コロナ放電が発生する。
- (2) コロナ放電が発生すると,電線や取り付け金具で腐食が生じることがある。
- (3) 単導体方式は,多導体方式に比べてコロナ放電の発生を抑制できる。
- (4) コロナ放電が発生すると,電気エネルギーの一部が音,光,熱などに変換され,コロナ損という電力損失が生じる。
- (5) コロナ放電が発生すると,架空送電線近傍で誘導障害や受信障害が生じることがある。
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正解は(3)
解説
【考え方】コロナ放電は、電線の表面の電界(電気の強さ)が強くなりすぎると、まわりの空気が少し電気を通して光や音を出す現象です。電界を弱くできるのはどちらの方式かを考えます。
(1) 電線表面の電界が一定の値をこえると、コロナ放電が起こります。正しいです。
(2) コロナ放電でできる物質で、電線や金具が腐食することがあります。正しいです。
(3) 多導体(1相に何本かの電線を使う方式)は、電線が太くなったのと同じ効果があり、表面の電界が弱くなります。
だから、コロナ放電を抑えられるのは多導体の方です。
単導体の方が抑えられるとしているので誤りです。
(4) コロナ放電で電気の一部が音や光、熱になり、コロナ損という損失が出ます。正しいです。
(5) コロナ放電は、ラジオやテレビの雑音(受信障害)などの原因になります。正しいです。
答えは(3)ピヨ。
出典:平成26年度(2014) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)電力 問9