電験三種 平成28年度(2016) 法規 問8 過去問解説
次の文章は,「電気設備技術基準の解釈」における地中電線と他の地中電線等との接近又は交差に関する記述の一部である。
低圧地中電線と高圧地中電線とが接近又は交差する場合,又は低圧若しくは高圧の地中電線と特別高圧地中電線とが接近又は交差する場合は,次の各号のいずれかによること。ただし,地中箱内についてはこの限りでない。
a 地中電線相互の離隔距離が,次に規定する値以上であること。
① 低圧地中電線と高圧地中電線との離隔距離は,【(ア)】m
② 低圧又は高圧の地中電線と特別高圧地中電線との離隔距離は,【(イ)】m
b 地中電線相互の間に堅ろうな【(ウ)】の隔壁を設けること。
c 【(エ)】の地中電線が,次のいずれかに該当するものであること。
① 不燃性の被覆を有すること。
② 堅ろうな不燃性の管に収められていること。
d 【(オ)】の地中電線が,次のいずれかに該当するものであること。
① 自消性のある難燃性の被覆を有すること。
② 堅ろうな自消性のある難燃性の管に収められていること。
上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ),(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
- (1) (ア)0.15 (イ)0.3 (ウ)耐火性 (エ)いずれか (オ)それぞれ
- (2) (ア)0.15 (イ)0.3 (ウ)耐火性 (エ)それぞれ (オ)いずれか
- (3) (ア)0.1 (イ)0.2 (ウ)耐圧性 (エ)いずれか (オ)それぞれ
- (4) (ア)0.1 (イ)0.2 (ウ)耐圧性 (エ)それぞれ (オ)いずれか
- (5) (ア)0.1 (イ)0.3 (ウ)耐火性 (エ)いずれか (オ)それぞれ
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正解は(1)
解説
【考え方】地中電線どうしが近いと、片方が燃えたときにもう片方へ火が移ります。それを防ぐ4つの方法を考えます。
覚えるポイント:離隔距離(はなす距離)は、低圧と高圧は0.15 m以上、低圧・高圧と特別高圧は0.3 m以上
■1 (ア)(イ) 距離をはなす
低圧と高圧の地中電線は、0.15 m以上はなします。→ (ア) 0.15
相手が特別高圧なら、電圧が高いので、もっとはなして0.3 m以上にします。→ (イ) 0.3
■2 (ウ) 間にかべを置く
2本の間に、火に強いかべを置きます。→ (ウ) 耐火性
「耐圧性」は圧力に強いという意味で、火を防ぐ目的に合いません。
■3 (エ) 燃えない被覆や管
燃えない(不燃性の)被覆や管なら、どちらか片方の電線に使えば十分です。→ (エ) いずれか
■4 (オ) 燃えにくい被覆や管
自消性のある難燃性(燃えにくく、火が自然に消える)の被覆や管は、燃えないわけではありません。
なので、両方の電線に使います。→ (オ) それぞれ
答えは(1)ピヨ。
出典:平成28年度(2016) 第三種電気主任技術者試験(電気技術者試験センター)法規 問8