電験三種

電験三種 令和8年度上期の合格率は12.8%|直近の合格率を見て、合格者として思うこと

こんにちは、管理人のりっきーです。

2026年10月19日に、電験三種の令和8年度(2026年)上期試験の結果が、電気技術者試験センターから発表されました。

結果は、合格率12.8%。正直、「思ったより低いな」というのが私の最初の感想です。

この記事では、今回と直近の合格率を並べて見ながら、2回に分けて合格した私が思うことを書きます。

令和8年度上期の結果

項目数字
申込者数32,862人
受験者数25,127人(CBT 11,286人、筆記 13,841人)
受験率(申し込んだ人のうち、実際に受けた人)76.5%
合格者数(4科目そろった人)3,223人
合格率12.8%

合格の基準は、4科目とも60点以上でした。

科目ごとの結果

科目受験者数合格者数合格率
理論17,792人4,326人24.3%
電力17,311人3,515人20.3%
機械17,393人3,502人20.1%
法規17,497人3,980人22.7%

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「令和8年度第三種電気主任技術者上期試験の結果について」(令和8年10月19日)

直近の合格率の移り変わり

回受験者数合格者数合格率
令和4年度 上期33,786人2,793人8.3%
令和4年度 下期28,785人4,514人15.7%
令和5年度 上期28,168人4,683人16.6%
令和5年度 下期24,567人5,211人21.2%
令和6年度 上期25,416人4,064人16.0%
令和6年度 下期24,547人4,117人16.8%
令和7年度 上期24,766人3,201人12.9%
令和7年度 下期24,176人3,164人13.1%
令和8年度 上期25,127人3,223人12.8%

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験の試験結果と推移」
https://www.shiken.or.jp/chief/third/result/
※合格率は、公式の受験者数と合格者数から計算しました。

令和5年度下期には21.2%まであった合格率が、令和7年度からは13%前後に下がっています。今回の12.8%も、その流れのままです。

数字を見て思うこと

1. 受けやすくなった分、準備が足りないまま受ける人も増えたのでは

今の電験三種は、上期と下期の年2回受けられます。さらに、紙の試験のほかにCBT(パソコンで受ける試験)も選べて、日にちや会場の自由もききます。私も最後はCBTで受けて合格しました。

受けやすくなったのは、とても良いことです。ただその分、「とりあえず受けてみよう」と、準備が足りないまま受ける人も増えたのではないか、と私は思っています。

数字にも、それらしい様子が出ています。今回、申し込んだ人のうち実際に受けた人は76.5%。4人に1人くらいは、申し込んだのに受けていません。科目ごとに見ると、受けた人の割合は約6〜7割です。

合格率は、こういう人たちも全部ふくめた数字です。しっかり準備して受けた人だけで見れば、もっと高いはずだと私は思っています。

2. 過去問と同じ問題・よく似た問題が多い。それでも合格率は低い

最近の電験三種は、過去問とまったく同じ問題や、数字を少し変えただけのよく似た問題が多いと感じます。

令和8年度上期の問題を、このサイトに載せている過去問21回分(平成21年度〜令和7年度下期)とくらべてみたら、66問のうち24問はほぼそのまま、18問は数字や空欄を少し変えた問題でした(合わせて約6割)。

つまり、過去問をしっかりくり返した人ほど有利な試験になっています。それなのに合格率が13%前後ということは、過去問を十分にやらないまま受けている人が多い、ということではないでしょうか。

逆に言えば、過去問をきちんとくり返せば、ちゃんと点が取れる試験だということです。これは、これから受ける人にとっては良いニュースです。

3. 12.8%は「4科目そろった人」の割合。科目ごとなら約2割

12.8%は、「その回で4科目すべての合格がそろった人」の割合です。数字だけ見ると「10人に1人ちょっとしか受からないの?」と、こわくなります。

でも、科目ごとに見ると、合格率は20〜24%ほどあります。そして電験三種は、合格した科目がその後の試験で一定の期間、免除になります。

私自身、1回で4科目に受かったわけではありません。

  • 2023年の冬の筆記試験では、理論の1科目だけを受けて合格
  • 2024年の夏のCBT試験で、残りの「電力」「機械」「法規」に合格

と、2回に分けて合格しました。全体の合格率の数字だけを見てあきらめる必要はありません。

4. 受けるなら「受かる準備」をしてから

受けやすくなった今だからこそ、大事なのは「とりあえず受ける」ではなく、「この科目は受かる」と思える状態で受けることだと思います。

私も最初の試験は理論だけを受けて合格し、次の試験で残りの3科目に合格しました。4科目を薄く勉強して全部落ちるより、1科目でも確実に取るほうが、次につながると思います。

5. 結局、過去問をくり返した人が受かる

私は電気の知識ゼロから始めて、約2年・合計約650時間かかりました。特別なことはしていません。参考書で基本を読んで、あとは過去問をくり返し解いただけです。

合格率が上がっても下がっても、やることは変わりません。過去問を1問ずつ、分かるまでくり返すことです。

まとめ

  • 令和8年度上期の合格率は12.8%(受験者25,127人、合格者3,223人)
  • 令和7年度から、合格率は13%前後が続いている
  • 申し込んだ人の約4人に1人は受けていない。準備が足りないまま受ける人も多いのでは
  • 過去問と同じ・似た問題が多いのに合格率は低い。過去問をくり返せば点は取れる
  • 科目ごとの合格率は約2割。1科目ずつ確実に積み上げればいい
  • 合格率に一喜一憂せず、過去問をくり返すのが近道

私が使った教材や勉強のやり方は、こちらの記事にまとめています。 👉 電気素人だった私が電験三種に合格するまで

どの科目から始めるか迷っている人は、こちらもどうぞ。 👉 電験三種の4科目、どれから勉強する?

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※この記事の数字は、電気技術者試験センターの公式発表によります。最新の情報は公式ページで確認してください。
※「思うこと」は、私個人の体験と考えです。

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